年1ペースでゲームを作っています。moz(もず)です。
2017年からノベルゲームを作り始め、現在ノベルゲームコレクションにて3作後悔しています。
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「ノベルゲームを作っている」と言うと、「すごいね!」と言っていただけることが多いのですが、全然すごくはありません。
むしろ、漫画や小説を書いている人の方がずっとすごいなぁと思います。というのも、私自身が漫画や小説が書けなくて挫折した結果、ゲーム制作に手を出した人間だからです。
私がゲーム制作を始めたきっかけ
大人になると、うまくできないことになかなか手を出せなくなってしまうじゃないですか。
私も、わりと幼い頃から漫画家になりたいと思っていたのですが、いざ大学生くらいになって漫画を描こうとすると……
「デッサン狂ってる」
「話が破綻している」
「なんだこのゴミ漫画は!」
とか考えて結局1ページも描けなかったのです。
小説も同じ。物語は思いついても、それを形にすることができませんでした。
なにかは作りたいんだけど、自分の実力がわかるからこそ、もっと上を知っているからこそ、手が動かなくなってしまうんですね。ある種の完璧主義だったのです。
第三者として考えたら、
「そんなの気にせずとにかく作っちゃえよ!作らなきゃ上達もしないぞ!」
とド正論をかますところですが、まぁ人の気持ちはそう簡単にはいかないものです。
大人になると仕事だなんだと時間が削られることもあって、創作活動からとんと離れていました。
しかし、社会人数年目、仕事も落ち着いてきて、ひょんなことから「ティラノビルダー」という簡単にゲームを作れるツールを知りました。
手探りでゲームを作り始めたら、これが自分の中で大ヒット!
あっという間に夢中になり、今まで漫画にも小説にもできなかった物語が、ゲームとなってやっと日の目を見たのでした。
ゲーム制作は、完璧主義ゆえに創作活動から離れてしまったあなたにこそすすめたい!
その理由をご紹介していきます。
画力がなくてもいい
ゲームを作るのに画力は必要ありません。
正確に言うと、画力はあったらあったでいいけど、なくてもいいです。
英語だって、そりゃ喋れたらいいけど、喋れなくても日本にいたらたいていの仕事はできるでしょう。そういうことです。(そうか?)
絵が描けないなら、描ける人にお願いすればいいのです。ゲーム制作のいいところは、なんといっても分業制であるところ。
たとえば漫画なんかは、プロでもなければ基本的に話も絵も一人で描くという方が圧倒的に多いと思います。
しかし、ゲームは趣味のレベルでも複数人が関わって制作しているパターンが一般的(フリー素材の利用含む)。一人でなんでもできる必要はないのです。
文才がなくてもいい
画力と同じく、ゲームを作るのに文才は必要ありません。
もちろん文才だってあるに越したことはありませんが、ないならないでなんとかなります。
小説であれば、表現方法は文章だけですから、物語を紡ぐのに描写力や表現力は必要不可欠でしょう。しかし、ゲームには絵も音楽もついています。
「彼女は一筋の涙を流した」なんてありきたりな文章も、美少女がツーっと涙を流すイラストが1枚あれば、悲しみに満ちたメロディーが流れれば、文章で表現できなかった分も簡単に補えます。
また、ノベルゲームであれば、ひたすらセリフの応酬だけでも成り立ちます。地の文を描く必要がないのです。
キャラクターの設定さえしっかり固まっていれば、会話文に詰まることはないでしょう。よく聞く「キャラが勝手に動き出す」現象が起きるのです。簡単ですね。
プログラムができなくてもいい
ノベルゲーム制作にプログラミングは必要ありません。
なぜなら私たちには「ティラノビルダー」があるから!
ティラノビルダーとは、ドラッグ&ドロップで簡単に作れるゲーム開発ツール。超高機能なのに通常版は完全無料という有り難さ。moz作のゲームは全てティラノビルダー製。
こう書くとあたかもステマですが、全くそんなことはありません。ただただ、ティラノビルダーはすごいというだけです。
もちろん複雑な動きのゲームを作ろうと思えば多少プログラムの知識があった方がいいですが、それもたいていの「こんなことできたらいいな〜」は先達の方々がネットで教えてくれているので大丈夫!
▼ティラノビルダーのインストールはこちら
まとめ
ノベルゲーム制作の魅力、わかっていただけたでしょうか?
正直ゲームには、できあがるまでが面倒臭いし、なかなか多くの人にプレイしてもらえないといった、大変なところもあります。
しかし、私はゲームを作ることで、創作活動への自信が生まれました。
「ゲーム作れたんだから、他のもいけるでしょ」となぜか強気になって、いまはずっと諦めていた漫画をやっぱり描いてみようと思ったりしています。
何かものをつくるって、やっぱりすごく尊いことです。
完璧主義ゆえに創作活動から離れているあなたにこそ、ゲーム制作でものづくりを始めてほしいと思います!